相模川水系発電追録
相武電鉄も『電気鉄道』という名の通り、電気とは切っても切れない関係にあります。当初、相武電鉄においても、電力は水力による自家発電を予定しており、他の鉄道会社がしてきたように電灯用の電力を売電する計画もありました。相武電鉄がどの辺りで発電を行おうとしたかは定かではありませんが、流量も豊富で至近な相模川が第一の候補に挙がったのは間違いないでしょう。
明治のころから始まった神奈川県内における相模川水系の水力発電は、時代の移り変わりとともにその様子を変化させていきました。ここではいくつかの資料をもとに、その水力発電の変遷を追っていきます。
1.水力発電の様子
2.近代の相模川水系水力発電
3.未開業だった発電事業