浅川口大山道 -道すじと道標-
武相境から小倉渡船場までの道すじ
現在の大戸橋付近から相模原市に入る浅川口大山道は、川尻八幡宮、原宿と経て小倉橋付近にあった渡船場から田名・厚木方面へと相模川を舟で下るルートと、途中から相模川に沿って田名へ出るルートの二つがありました。
ここでは原宿を通り小倉渡船場へと続くルートとその道すじにある道標について追います。
町田市相原町大戸と川尻の滝尻の境を流れる境川を渡ると、川尻八幡神社までほぼ現在の県48号線にそって進みます。
八幡神社の前を左折し参道ともなっている道を350mほど行くと右手に入る道があり、それを南へ進み原宿宿へ至ります。
さらに南へ天王林を過ぎ、相模川河畔の崖地にたどり着くと、道すじは北へ大きくカーブし川岸へのびるつづら折りの坂道を下りると、谷津川との合流点あたりに小倉渡船場がありました。