相武電鉄資料館

相模原(旧市域)の寺院・小堂

大野中地域

名称 所在地 備考
幸延寺 南区鵜野森3-7  
大日堂 南区古淵1-34  
龍尾寺(跡) 南区古淵4丁目付近  

幸延寺

写真:幸延寺
山号 福寿山
寺号 幸延寺
宗派 日蓮宗
本尊 三宝祖師・鬼子母神
開山 善巧院日旭師
本寺 妙本寺【鎌倉市】




 幸延寺には戦前に付近の旧家より発見された古銭が大量に保管されています。
 これは天正18年(1590年)の小田原城攻略の際に旧家の祖先が隠匿したものと考えられており、開元通宝から挑戦通宝までの44種類あまりの古銭が2万枚そんざいします。

 前を通る坂道を“幸延寺坂”と呼びます。



大日堂


寺名 大日堂
本尊 大日如来




 南北朝時代にこの辺りで合戦があり、この際の戦死者を弔うために大日堂が建てられたことが、地域住民の間で唱えられてきた和讃によって伝えられています。
 元々は南側の崖下に建てられていましたが、江戸時代に現在地に移設されました。



龍尾寺(跡)


寺名 龍尾寺
開山 天台紗門存光師




 淵辺義博が境川の大蛇を倒した後、その尾を葬り龍尾寺を建立しました。
 境川沿いのひのき坂の麓に龍尾寺があったといわれています。



〔 参考文献 〕
  • 相模原市教育委員会 編 (1984) 『地名調査報告書』
  • 座間美都治 (1978) 『相模原民話伝説集』
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