相武電鉄資料館

相模原(旧市域)の寺院・小堂

大沢地域

名称 所在地 備考
金泉寺 緑区下九沢(宮下)6524  
梅宗寺 緑区上九沢264  
長徳寺 緑区大島(古清水)756  
  神澤不動尊 緑区大島(神沢)2538  
法性寺 緑区大島(中沖原)1139  
清岩寺 緑区大島(古清水)2402  
  粘花庵(跡) 緑区大島(中ノ原 榎戸) 廃庵
浄禅寺(跡) 緑区大島687付近 廃寺
詳細は“昔話に在る地を巡る-魔性と契った禰宜の娘の話”にて
圓明院(跡) 緑区大島 廃寺
正寶院(跡) 緑区大島 廃寺

金泉寺

写真:金泉寺本堂
創建 弘仁3年(812年)
山号 九沢山
院号 根生院
寺号 金泉寺
宗派 新義真言宗→真言宗智山派
本尊 薬師如来
脇立本尊:日光菩薩
開山 源秀
開基 多奈久坐和(タナクザワ)
別説では武蔵国の滝口 小次郎が弘安3年に創建とある
本寺 高尾山有喜寺【八王子市高尾】




 元は当地より北西、田名の北東の端にありました。
 当時は金泉庵と称し、多奈久坐和の三女、湖年姫(コネンヒメ)が尼となり庵を結んでいました。

 応永9年3月(1402年)に中興となる源秀が現在地に再建、名を金泉寺と改めました。



梅宗寺

写真:梅宗寺本堂
創建 慶長2年(1597年)
山号 巨福山
寺号 梅宗寺
宗派 曹洞宗
本尊 釈迦牟尼仏
脇侍:文殊菩薩・普賢菩薩
開山 柳山洞絮大和尚
本寺 太井山功雲寺【根小屋】




 本寺であった功雲寺第10世住職普月(柳山洞絮)が梅宗庵が始まりとされています。
 その後、当寺4世住職となる捕教が中興となり、梅宗寺を号したと云われます。



長徳寺

写真:長徳寺山門
山号 大瀧山
寺号 長徳寺
本尊 釈迦如来
霊場本尊:如意輪観世音菩薩
宗派 曹洞宗
開山 州山洞益
開基 鳳山良長
本山 太井山功雲寺【根小屋】




 伝承では、鳳山良長は元武士でいつ頃かの合戦で部下を多く失ったことから出家し、下大島に通じる大島坂ふもとの崖下に宇堂を結び弔いました。
 良長から三代のちの全亮のころに、功雲寺より洞益を迎えて当寺を開きます。
 しかし、陰下の小さな堂であったため、かけ崩れにより堂が倒壊し、現在地に移りました。

【武相卯歳観音霊場第38番】
御詠歌
せうみやうの うたいかたるに かんぜおん
 ふじかわのせも ひびくおほしま


神澤不動尊

写真:神澤不動尊
創建 天文5年(1536年)
持分 大瀧山長徳寺【大島】




写真:倶利伽羅不動  この不動尊では倶利伽羅不動が祀られています。
 旧市域では倶利伽羅不動を祀るのは珍しく、神澤不動尊を含め2か所のみといわれています。



法性寺


山号 三宮山
寺号 法性寺
宗派 日蓮宗
本尊 三宝祖師→大曼荼羅
開山 法性院日修
開基 常蔵院日興(日養)
本寺 小湊山誕生寺【鴨川市小湊】




 寺伝によると、。享禄年間ごろに日蓮宗開祖であった日蓮の教えに従い、当寺の室町幕府に逆らったことから追放となり、数人の宗徒ともにこの地へと下った日興が一宇を結んだことが始まりと云われています。
 その百数十年後に妙伝寺(厚木市依知)の第23世住職であった日修が改めて開山しました。

 当寺では“ほうろく灸”という行事が行われています。
 これは、7月の土用の丑の日に「ほうろく」とよばれる素焼きの浅い土鍋を頭上に置き、その中で灸をを据えることにより、頭痛除けに効果があるといわれています。

 また、境内には当地域出身の江戸時代の刀匠 藤原 蓁近の碑が置かれています。



清岩寺


創建 文保元年(1317年)
山号 白雲山
寺号 清岩寺
本尊 阿弥陀如来
宗派 臨済宗→臨済宗長建寺派
開山 仏燈大光
開基 清水三左衛門
本山 巨福山建長寺【鎌倉市】




 寺伝によると、この地に住む清水三左衛門が仏燈大光を招き当寺を開き、そののちに三ヶ木村(現・緑区三ヶ木)にあった長寿庵の月桂祐天が跡を継いだとされています。



粘花庵(跡)


詳細 不詳




 寛永年間ごろにあった清岩寺持ちの庵と云われています。



圓明院(跡)


山号 大島山
寺号 圓明院
本尊 不動明王
宗派 本山修験
開基 覺心
本山 玉瀧坊【小田原市本町】



正寶院(跡)


山号 阿生山
寺号 正寶院
本尊 不動明王
宗派 古義真言宗
開山 慶間
本山 小倉山東林寺【葉山島】



〔 参考文献 〕
  • 相武史料刊行会 (1926)『新編 相模風土記:淘綾郡 大住郡 愛甲郡 高座郡 津久井郡』
  • 相模原市教育委員会 編 (1984) 『地名調査報告書』
  • 相模原市教育委員会 編 (1995) 『平成さがみはら風土記稿ー寺院編』
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