相武電鉄資料館

　上溝停車場は上溝町の中心から北西にあたる石橋地区に設けられる予定でした。
　淵野辺～久所間の停車場でも最も工事が進んだ停車場となり、停車場南側の車庫設備もあわせて着工されています。
　また、停車場北側には変電設備が設けられました。

【Ａ：停車場南側法面跡】

　現在は宅地化されてみることはできなくなってしまいましたが、停車場用の平地を確保するため、およそ２メートルほど切り下げられ整地されたあとを見ることができました。

（2007年 4月撮影）

【Ｂ：予定地から発掘されたレール】

　停車場予定地にあった住宅を改築された際に地中よりレールが出土しています。
　形状から工事の際に運搬用に敷かれたトロッコのものだと考えられます。

（2018年 4月撮影）

【Ｃ：停車場建設前からある道すじ】

　写真の道すじは上溝停車場が作られる前からありました。
　停車場建設により勾配の手前から分断されましたが、旧来は鳩川の縁まで続いていました。

（2018年 5月撮影）

【Ｄ：電車道】

　鳩川に架かる妙見橋から東へ伸びる道は、相武電鉄の路線敷を転用したものであるといわれ、そのことから「電車道」と呼ばれています。

（2018年 9月撮影）

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