相武電鉄資料館

停車場配線の設計

停車場平面略図の作成ルールと使用する記号

 停車場の設計の際、線路や各設備の位置を示す図面を書くこととなります。この図面を「停車場平面略図」といいます。
 この図面の表記方法は、規定がなく各社局で若干の差異が見られますが、ある程度、一定した表記が用いられているようです。ここでは、一般的な記載方法と表記記号を示します。

【図面作成の基準】

【線路の表記方法】

本線   (太線)
側線   (細線)
私設・専用鉄道   (点線)
専用線   (鎖線)

下り主本線
矢印の方向が反対だと上り
下り副本線
矢印の方向が反対だと上り
機廻線     
分岐器  交叉
片亘り交叉  両亘り交叉
車止め  安全側線

【各施設を示す記号】

主信号
(機械式)
 主信号
(電気式)
ホーム
(長さ:120m 幅:8m)
※ 乗降面は二重線とする
 ホーム上家
(長さ:80m 幅;14m)
駅本屋  建物(電力区)
跨線橋
(幅:4m)
 地下道
(幅:5m)
信号扱所
(一種連動)
 梃子扱所
橋梁
(延長:10m 1連)
 隧道
踏切  転車台
(長さ:20m)
洗車台  ピット
(長さ:10m)
給水塔  給水柱
給炭槽     
橋ばかり  ガントリークレーン

具体的な記載例として奥羽本線 蔵王駅(旧)の略図をあげます。
図表:蔵王駅(旧)停車場平面略図

〔 参考文献 〕
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