町田の寺院・小堂
旧本町田村
名称 | 所在地 | 備考 | |
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養運寺 | 本町田(宿)3654 | ||
宏善寺 | 本町田(一色)3409 | ||
大沢寺(跡) | 本町田(一色) | 廃寺 |
養運寺
創立 | 永禄10年(1567年) |
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山号 | 鶏足山 |
院号 | 智光院 |
寺号 | 養運寺 |
宗派 | 浄土宗 |
本尊 | 阿弥陀如来 霊場本尊:聖観世音菩薩 |
開山 | 誓誉重南 |
本寺 | 宝珠山滝山極楽寺【八王子市大横町】 |
江戸時代は寺領として三石の朱印を賜っていた当寺は寺号を「養雲寺」としたこともあったようです。
言い伝えでは文永年間の創立とするものもあり、元は天台宗であったのではないかと町田市史では推察しています。
また、本町田村と大谷村の境にあった堂宇を失い、再建もままならなかったことから移された観音菩薩があり、これが霊場本尊となっているようです。
- 【武相卯歳観音霊場第5番】
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- 御詠歌
- じゅんれいを まちしまちだに やどかりて
おいずるぬいて ねんぴかんのん
宏善寺
創立 | 文永8年(1271年) |
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山号 | 久住山 |
院号 | 善立院 |
寺号 | 宏善寺 |
宗派 | 日蓮宗 |
本尊 | 三宝祖師 |
開山 | 日海 |
本寺 | 身延山久遠寺【山梨県】 |
もとは井出の沢にあったといわれるが、暦應元年(1338年)に現在の地に移り、寺領七石の朱印を賜ったとされます。
井出の沢にあったころは、真言宗の小庵でしたが、龍ノ口の法難により配流となった日蓮が依知村(現・厚木市)から佐渡ヶ島へと送られる途上、休息のために立ち寄ったこの小庵のもてなしに感じ入り、佐渡ヶ島の配流が解かれたのちに日蓮宗へと改宗させ開山したといわれています。
大沢寺(跡)
創立 | 寛永7年(1630年) |
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山号 | 梅元山 |
寺号 | 大沢寺 |
宗派 | 普化宗 |
開山 | 玄了 |
開基 | 大沢 玄蕃 |
この地には南北朝時代に一色 伊賀という人物が住んだといわれ、昔は「殿の城」と人々は呼んだとそうです。
大沢寺は、春日神社の別当寺として建てられましたが、明治4年(1987年)に廃寺となりました。
〔 参考文献 〕
- 町田市史編纂委員会 編 (1976)『町田市史(下)』