相武電鉄資料館

津久井の寺院・小堂

旧城山町

名称 所在地 備考
普門寺 緑区中沢200  
大正寺 緑区谷ヶ原1-3  
併合 桂昌寺(跡) 緑区川尻(春林) 併合
  久保沢観音堂 緑区久保沢2-6  
明観寺 緑区川尻4722  
慈眼寺 緑区城山4-2  
湘南寺 緑区小倉875  
併合 西光寺(跡) 緑区小倉 併合
併合 常照寺(跡) 緑区小倉 併合
東林寺 緑区葉山島352  
蓮乗寺 緑区葉山島643  

普門寺


山号 金剛山
寺名 普門寺




【武相卯歳観音霊場第25番】
御詠歌
みねつづき たにのなかざわ かんぜおん
 ふもんじほんに にじゅうごばんめん


大正寺

写真:大正寺
山号 萬壽山
寺名 大正寺
宗派 臨済宗
本尊 薬師如来
霊場本尊:十一面千手千眼観世音菩薩
開山 春林甫
本寺 奥徳山雲居寺【根小屋】




 元は大笠山林泉寺といいましたが、大正元年(1912年)に川尻字春林にあった桂昌寺を統合し、現在の大正寺に名を改めました。

【津久井観音霊場第37番】
御詠歌
ちちみがき やみじをてらすかんぜおん じひのまなこで すくいたまわん


桂昌寺(廃)


山号 廣澤山
寺名 桂昌寺
宗派 臨済宗
本尊 釈迦如来
開山 春林甫
本寺 奥徳山雲居寺【根小屋】




 相模丘中学校北側にあったもので、明治39年(1906年)に火災により焼失、大正元年(1912年)に林泉寺(現在の大正寺)に併合されました。



久保沢観音堂

写真:久保沢観音堂
本尊 聖観世音菩薩
本寺 萬壽山大正寺【谷ヶ原】




 もとは桂昌寺持ちでしたが同寺が焼失後、林泉寺(現・大正寺)持ちとなりました。

【津久井観音霊場第5番】
御詠歌
くもりなき つきのかつらの さかえてら みかげあらたに てらすくぼさわ


明観寺

写真:明観寺本堂
山号 成田山
寺名 明観寺
宗派 真言宗
本尊 正観音
本寺 見冨山善勝寺【千木良】




 昔は山号を「金清山」としていました。



慈眼寺


山号 大悲山
寺名 慈眼寺




【武相卯歳観音霊場第38番】
御詠歌
ちちみがき やみじをてらすかんぜおん じひのまなこで すくいたまわん


湘南寺

写真:湘南寺本堂
山号 小倉山
寺名 湘南寺
宗派 臨済宗
本尊 薬師如来
霊場本尊:十一面観世音菩薩
開山 眞永建
開基 西光寺殿前四品小倉助寶大庵主
本寺 光明寺【青山】




 この地域にあった西光寺の隠居寺として創建された極楽山東光寺がはじまりとなります。
 明治44年(1911年)に常照寺と合併、春王山東照寺と名を改めました。
 その後、昭和25年(1950年)には本寺であった西光寺を合併、この際に当時の村名・湘南村の名前をとり湘南寺となります。
 当初は阿弥陀如来を本尊としていたようですが、現在は薬師如来となります。

【津久井観音霊場第4番】
御詠歌
ありがたや きしうつなみも ほうのこえ いしはまどうに ひびくかわっせ


西光寺(跡)


山号 醫王山
寺名 西光寺
宗派 臨済宗
本尊 薬師如来
開山 華渓春
本寺 光明寺【青山】




 昭和25年(1950年)に元の隠居寺であった東照寺(元の東光寺、現在の湘南寺)に併合されました。



常照寺(跡)


山号 普春山
寺名 常照寺
宗派 臨済宗
本尊 釈迦如来
開山 巨碩仙
本寺 光明寺【青山】




 明治44年(1911年)に東光寺(現在の湘南寺)に併合されました。



〔 参考文献 〕
  • 相武史料刊行会 編 (1929) 『新編 相模風土記:淘綾郡 大住郡 愛甲郡 高座郡 津久井郡』
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