相武電鉄資料館

田代地域の寺院

名称 所在地 備考
勝楽寺 田代2061  

勝楽寺

写真:勝楽寺山門
創建
山号 満殊山
寺名 勝楽寺
宗派 真言宗→曹洞宗
本尊 釈迦如来
開基 内藤 秀行
開山 能庵宗為大和尚
寺格 片方幢地 別格
本寺 大珠山香雲寺【秦野市】




 勝楽寺の名のほかに、奥州奥山方広寺より半僧坊大権現を勧請したことから「半僧坊」とも呼ばれます。
 戦国時代、北条家の家臣として当地を治めていた内藤 秀行によって開かれたこの寺は当初、永寶寺、後に常勝寺という名で真言宗に属していましたが、天正年間の宗為和尚が住職であったときに曹洞宗となりました。
 歴代の住職には、俳句師として有名な越後の良寛の師にあたる国仙禅師(十八代・大忍国仙大和尚)などがありました。
 4月17日は近郷の新花嫁が参拝する「花嫁まつり」が開かれるそうで、植木市とともに賑わいを見せるとのことです。また禁酒にも御利益があるそうで、それにまつわる石碑なども見ることができます。

勝楽寺山門
写真:山門
 勝楽寺での名勝と言えばこの山門でしょう。
 近くにある愛川町教育委員会の案内札によると、嘉永4年(1851年)に半原の工匠、柏木 右兵衛安則とその息子の矢内但馬藤原高光の手により、21年の歳月を費やして作られました。
 総欅造りの十二脚門の三間一戸、屋根は銅板平葺き、入母屋、唐破風の重層門で軒頭が深いことを特徴としています。高さ16メートル、間口9メートル、奥行きが5.6メートルあります。  階上には文珠、普賢の二菩薩や舎利仏、十六羅漢などの像が納められています。



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