角田地域にある桜坂の坂下に昔、「底なし」と呼ばれる沼がありました。
その岸辺には「姫の松」という名の老木があったそうです。
相模川の川辺にある小沢城に美しい姫が住んでいました。
この小沢城が戦乱に巻き込まれ落城、姫も侍女たちと城を出てここまで逃れてきましたが、身の末を儚んで「底なし」に身を投げて果ててしまったのでした。
「姫の松」は沼に身を投げた姫が持っていた杖が根付いたものといわれいます。
また、一説には姫を悼んだ近辺の村人が植えたものと伝えられています。
昔話に在る地を巡る
姫の松の由来
姫の松の現在
現在、沼はなく植えられている松は近年に植えられたものとなります。
付近には松の謂れを刻んだ石碑が建てられています。
付近には松の謂れを刻んだ石碑が建てられています。