横山地域の名のある坂
名称 | 所在地 | 備考 |
---|---|---|
おお坂 | 下九沢(宮下) | |
きゅう坂 | 下九沢(宮下) | |
神明坂 | 下九沢(塚場) |
おお坂
下九沢団地バス折り返し場の東側を通る市道を進むと、宮下地区に下る坂道があります。これが「おお坂」になります。
坂上の県公社下九沢団地が造成された際に作られた道のように思われがちですか、昔からあった坂(大正年間の地形図には記載がある)で坂上に広がっていた畑地やその先にある大山街道を結ぶ役割を担っていたようです。
この坂を登った先、バス折り返し場付近を昔は「みややま」と呼ばれていました。
きゅう坂
おお坂を宮下へと下る途中、左手の宅地化されたなかに細長い未整備の土地が一筋あります。開発から取り残された区画のように見えますが、これが実は「きゅう坂」と呼ばれた坂道になります。
こちらも古くからあった坂道で、以前は鬱蒼とした林に囲まれていました。現在でもここを通る人はいるようで、わずかな踏み跡が残されています。
神明坂
坂のふもとに神明社の祠があることから、この名が付けられたと言われていますが、現在は付近に祠は見当たらず あったのは3体のお地蔵様でした。
このお地蔵様は子育て地蔵と呼ばれ、昔より多くの子どもの命を救ったと伝えられてきたことからそう呼ばれていました。またの名を疱瘡神とも言い、疱瘡(天然痘)や風邪などにかかった子どものため、願懸けするする親たちがよく見られたそうです。
一等水準点設置地
お地蔵様のすぐ隣りには国土地理院が管理する一等水準点が設置されています。