相武電鉄資料館

相武電鉄の路線

堀内停車場~川尻停車場

 第1期計画線の相模四谷停車場より西側に堀内停車場を設け、ここから分岐し川尻村久保沢に向かう路線で、久所停車場~愛川村田代への計画線と同時期に免許申請がなされました。
 後に相武電鉄側より計画の一時保留の申し出がなされ、申請は却下となっています。

地図:
路線概要 〕  〔 建設費

   
停車場起点距離備考
堀内 -  
清水 0M45C 停留場
大澤 1M60C  
川尻 3M60C  


堀内停車場

写真:堀内停車場予定地付近  第一期線(淵野辺~久所)の相模四谷~久所の間にこの堀内停車場を設置して、川尻支線を分岐させる予定でした。
 川尻支線が計画された当時、相模四谷停車場は石神社付近に予定されていましたが、堀内停車場予定地から300メートルほどの東にある堀内交差点付近と至近な位置へ変更されています。

(2019年 1月撮影)


清水停留場

写真:清水停留場予定地付近  田名地域の西北、大島地域と接する清水地区に設置が予定され、列車交換設備は置かれない停留場となるはずでした。
 予定地は平成のはじめに行われた田名西部土地改良事業の対象区域にあたり、現在では広大な農地が広がっています。

(2019年 1月撮影)


大澤停車場

写真:大澤停車場予定地付近  大澤停車場は、大島地域の久保にある法性寺の南側に設置される予定でした。
 ちょうどこの辺りは、大島地域の中心付近にあたります。
 近くには全国でも有数の座繰製糸会社であった漸進社がありました。

(2019年 1月撮影)


川尻停車場

写真:川尻停車場予定地付近  終点となる川尻停車場は現在の川尻交差点の東南に設置される予定でした。
 ここは橋本方面と津久井郡を結ぶ久保沢道(現・国道413号)と甲州街道から相模原諸地域を結ぶ道(現・県道48号)が交わる地点で、旧川尻村の中心であった久保沢地区に隣接していました。

(2019年 1月撮影)


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